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東村山市中央公園周辺に住んでいると世界はこう見えています。偏見多めでしょうが。

4月に入りました。

入学、就職、転勤や異動などで新しい環境に身を置く人はもちろんのこと、昨日と同じ一日を過ごしている人であってもそわそわした気持ちになるのが4月の上旬です。

桜が咲き乱れるせいかもしれません。

上京してきたばかり、あるいは着慣れないスーツ姿のワカモノを多く目にするからかもしれません。

しかし、多くの社会人にとっては、電車が混む、というのが一番の実感を伴う環境の変化なのではないでしょうか。

朝の通勤電車は言うに及ばず、帰りの電車の混雑度も急上昇します。

もちろん、我らが西東京市民、なかんずくひばりヶ丘周辺にお住まいの皆様の頼れる足、西武池袋線についても同様です。

ゴールデンウィークまでだとは思いながらも、この混雑に辛抱してお付き合いしていく必要があるのです。

そんな西武池袋線ですが、45日の夜半、人身事故で久々に止まり、運転再開の電車は普段にも増して混み合いました。

池袋駅の5番線のホームで入場規制していたほどです。

私、昔は電車のダイヤが狂うと、イライラいーらいらしていました。

状況は分からないし、見通しも立たないし、と。

でも、最近は駅でのアナウンス、Twitterなどでの状況説明と、各段に対応が良くなってきていて、いーよいーよ動くまで待つよ、という気持ちになります。

鷹揚になった理由は、西武線の対応の良さだけではなく、スマホで時間がつぶせるようになってきたこともあります。

歳をとった、ってこともあるんでしょう、認めたくはありませんが。

さて、西武線の対応の良さは、事故があったその時や電車が動き出すまで、に留まりません。

翌朝には、ひばりヶ丘駅に設置してあるホワイトボードにお詫びが貼りだされています。

正直、そこまでしなくてはならないものなのか、と思います。別に事故の責任は西武鉄道にあるわけではないし、事故が無くなることはないんだし。

ただ、電車の時間が狂うと怒り狂う人って一定数いるんですよね。

駅員さんに食って掛かる人とか見ると、その人が悪いわけではないのに、といつも思います。

もちろん、乗客同士で一触即発、ってことも良く目にします。

大人になって社会に出ると、怒る、という行為がマナー違反だと見なされます。

冷静に、微笑みながら、会話するのがマナーなわけです。

それでも人が怒る理由は三つ挙げることができます。

マナーを理解していないか、マナーを守れないほど激高しているか、マナーで許容される怒ってもいい条件に合致しているか。

怒ってもいい条件、とはなんでしょうか。

一つは、怒る人の立場が怒られる人と同等、あるいはより下であることです。

言い換えると、自分より立場の弱い人には怒っていけない。

そしてもう一つは、怒っている理由が周囲の同意を得ていることです。

さて、務台政務官が災害地域の視察の際、職員におんぶされたことで有名になった復興庁。

その大臣でもある今村復興大臣が記者会見で怒り狂い、批判されています。

村復興相 自主避難の質問に「うるさい」も 職務続ける考え

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170406/k10010938901000.html

また、質疑応答の全文が復興庁のホームページにアップされています。

過去の会見録もあわせて読んでみると、今村復興大臣はいつも丁寧に回答していることが分かります。

しかも、相当、正直に回答されている印象です。

東日本大震災、に限らないのですが、災害の被災者は、大変な想いをされていると思います。

そのため、復興庁に対する期待値は非常に高くなります。

一方で復興庁はその全てを解決できるわけではありません。

従って、いくら一生懸命、できる限りのチカラを尽くしたとしても、批判しようと思えば、いくらでも批判できてしまうお仕事なのです。

怒っている理由について周囲の同意が得られると言うのは、明らかに一方が悪く、それに対して反省する態度を見せていない、ような場合です。

批判に対して怒りだす、というのは、怒っている理由が周囲の同意を得ているとは言えません。

質問した記者の立ち居振る舞いも、記者会見での質疑応答も、、怒ってもOkと言いたくなる人が一定数いると思うものの、逆に一定数しかいないものでしかありません。

立場については、記者よりも、大臣が圧倒的に上です。

それは、もう記者会見では相手にしない、と大臣が言っていることからも明らかだと思います。

つまり、今回は怒ってはいけないケースだった、ということです。

それも、一般的な大人として起こってはならないケースです。政治家だから大臣だからどうのこうのではないのです。

小学生の息子/娘に、背景を説明した上で、この動画を見せて、こういう大人になるんだよ、と教える親がいるでしょうか。

私は記者会見での今村大臣の回答は、誠実であったと思いますし、言っている内容も賛否は分かれるとは思うものの、判断として理解できないものだとは思いません。

それだけに、一層残念なんです、責任をもった政治的な判断を台無しにしてしまうような言動が。

何ですかね、部下だけがメディアに取り上げられて、イライラされていたのであれば、今回のケースで全国区に名が売れてよかったですね、とも思いますが。

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森友学園の話題をあまり聞かなくなるにつれ、民進党の将来を憂う話題を良く目にするようになりました。

直接には森友の追求で成果を上げられなかった一方、要職を辞任されたり、離党されたり、という事態が相次いでいるためです。

そんな中、西東京市選出の都議会議員、民進党の選挙対策委員長である石毛茂先生まで、離党届を出されるそうです。

http://www.asahi.com/articles/ASK4F3GYNK4FUTIL00D.html

なぜそうなっているのか、立て直すにはどうしたらいいのか、みたいな話はいろいろな方策があると思います。

また、多くの人が様々な提案されているとことでもあります。

なんですが、自分が蓮舫さんの立場になって、ではどうしたらいいのか、という目線で見ると、どうやって実行に移したらいいのか分からないことが多いのもまた事実です。

例えば、与党自民党との違いを明確にして、対案をしっかり出していくべきだ、というのはその通りだと思います。

しかし、これってなかなか難しいことだよなあと思わなくもありません。しかも、自分がやる!ということならまだしも、民進党という団体をそちらに向けなければならないわけです。

そのような党がどう変わるべきなのか、という議論と同じタイミングで、野田幹事長のコメントが報道されていました。

「ネットが一番つらい」民進・野田佳彦幹事長 党勢回復に苦しい胸の内

http://www.sankei.com/politics/news/170412/plt1704120032-n1.html

野田幹事長は、ネット上では、民進党に厳しい意見が多いと認識されているようですが、リアルでも厳しい意見の方が多いのではないでしょうか、と現状認識が大丈夫なのかを疑いたくもなります。

加えて、「発信だけでなく受け止めることが大事。みんなで徹して耳を傾ける運動をしていかなければいけない」は、もうどうにもいかがなものか、と思います。

もちろん、建前として仰っているのであれば、理解はできます。

政治家たる者、有権者の意見に真摯に耳を傾け、その希望を叶えるための政治を行う、理想論としては美しいように思います。

でも、一方で、有権者に状況を正しく理解してもらい、政策に賛成してもらうのも政治家の皆様の重要なお仕事ではないか、と思うのです。

森元学園の問題で、民進党に大きな痛手だった、つまり世論が民進党についてこなかった理由の一つは、辻元議員の疑惑です。

自民党や政権が事実の追求のための情報開示に応じなかったことに批判が集まっていたところで、自らも情報開示を行わない、姿勢を示してしまったところが問題なのです。

上記、野田幹事長のコメントにある「ネット対策は自民党より早かった」ですが、それなりの対策をされてこられた自負があるのだと思います。

正確に何を意図されているのか分かりませんが、推測するに、党のホームページの公開だったりするのでしょう。

そのような取り組みは、それはそれでもちろん大切なのだと思います。

ですが、言い換えると取組が早かっただけで、その後の運用がいまいちだった、のではないでしょうか。

具体的には、開示されている情報が「報道された事実」を前提にした意見に偏っているのです。

私は、他人の発信を受け止めることよりも前に、まずはちゃんと発信することを指導すべきだと思います。

ちゃんと発信する、というのは、「自分がどのような事実を前提に」どう思うかを発信する、ということです。

報道に条件反射のように反応されて、逆にネットで叩かれる民進党の議員の方が多くいらっしゃいます。これって、報道だけではなく情報を得て、それを元に判断されているはずなのに、それが伝わっていないから、叩かれているケースが多いように思うのです。

一例として、ガソリン疑惑で有名になった山尾先生。

山尾先生は自らの疑惑について調査するとおっしゃり、その結果がどうなったのか曖昧なままです。

ご自身のFaceBookなり、ブログなりで調査の経緯や、その結果が確認できないのです。

これが、発信されていない、ということです。

そして、そのような事実関係の認識が明確ではないまま、意見をされても、煽ることくらいしか反応のしようがない、状態になってしまっているのではないでしょうか。

事実というのは、ご自身が、どのテレビ番組に出るかとか、どんなイベントに参加したのか、とかそんなことはファンか友人でなければあまり興味を持たれないことではないんですが、この点にも誤解があるように思えます。

有名人の山尾先生はさておき、我らが西東京市選出の石毛茂先生のホームページの情報発信についても、大変失礼ながら、違和感を感じるのです。

ちなみに、石毛先生のホームページのデザインは、ベンチャー企業っぽい、今風の作りになっていて、手もしくはお金がかかっているなあと感心します。

ですが、内容は、、、全国13千万人の石毛先生のファンを除けばあまり興味のないニュースが並んでいます。

知りたいのは、どこの式典に行ったか、なんてことではなくて、豊洲について何が分かったのか、どういう認識でいるのか、そんなことなわけです。

あるいは、離党を検討されるに当たってどういうことを考えたのか、そんなことなわけです。

同じ西東京市選出の山田先生とは、大きな差がある、と言わざるをえません。

山田先生は、ブログの記載が元で、ネットニュース(Buzfeed)にも登場され、今やラッキーマンとして知る人ぞ知る存在です。

片や、失礼ながら、石毛先生は、政治活動費の使いみちがおかしいと報道されたくらい。

今のところ、西東京市で、都民ファーストの会が候補者を擁立する動きは報道されていないようで、残念です。

ねらい目だと思うんですけどねー、西東京市

古今東西、関係者の証言は正しくない可能性が相当にある。

従って、証言を元に真実を追求するには限界がある。

最近の森友学園の問題でも、豊洲市場の問題でも、議会での事実の追求が叫ばれている。

しかしながら、大本のところで、納得できないことが二つある。

一つは上記の通り、証言が真実を明らかにする、という姿勢である。

そしてもう一つが、議員さんが真実を明らかにするような質問をする技術を持っているのだろうか、という疑問である。

特に後者については、事実を追求するインタビューについて、専門的な教育を受けておらず、その経験も乏しいと思われる議員の皆様にお願いするのは、そもそも無理がある。

加えて、選挙の際にその議員が選ばれるに当たって、インタビューの能力等、まったく判断する材料もないし、考慮されていない。

実際、国会の証人喚問にしても、都議会の百条委員会にしても、真実が明らかになった、と評価する向きはほとんどない。

もちろん、質問者の素質だけではなく、構造的なあるいはルール的な問題もあるのだろう。

虚偽の証言は罰則が適用されるといった手当はあるものの、証言の虚偽が分かるくらであればそもそも証言なんて必要ない。

また、議会での証言については、他の事案の審議が遅れるという弊害も指摘されている。

常々思うところだが、何故証人喚問等のインタビューを議会で行わなくてはならないのだろうか。

森友学園について野党は安倍首相夫人の参考人招致を求めているが、自民党は反対しており、実現のめどは立っていない。

議会でなければどこでやるか、テレビである。

議会からテレビに移行することのメリットは計り知れない。

まず、今まで述べてきたような問題点は概ね解消できる。

例えば、議会ではもっと議論すべき大事なことがあるだろう、という批判に応えることができる。

これは議会でより重要な問題を審議できるというメリットに留まらず、議会ではより重要な問題を議論するからインタビューを行うべきではないという反論を封じることにも繋がる。

時間設定なども自由に行うことができる。

各党、各会派で質問時間を奪いあうこともない。

質問する人が議員に限定されないので、もっとも真実の追求に適した人を用意することだってできる。

議会ではなく、テレビに移行することで、質問に答える人にもメリットがある。

議会では、証言するメリットがあまりないことが多い(阿部首相夫人などその典型だと思われる)。

しかし、テレビでは、出演料を支払うことが可能である。

また、議会では、進行の仕方を自分で選ぶことができないのに対して、テレビでは、これが可能となる。

例えば、誰に進行を任せるのか、質問/回答の時間はどう設定するのか、回答中のヤジや割り込みは制限できるのか。

このようなことをフリーハンドで決めることができる。

豊洲の問題を論じているテレビ番組が既にたくさんある。

そのような番組と何が違うのか、それは、コメンテーターに評価させる仕組みを取り入れないことだと思う。

インタビューだけを淡々と流せばいいのに、なぜ余計な編集・出演者を混ぜるのか。

残業時間の上限についての議論が進んでいます。

電通における社員の長時間労働の問題に端を発していることから、主に労働者の保護の観点から、長時間労働をどう抑制するかが論じられています。

もちろん、望まない、健康に害のある長時間労働を、資本家が労働者に押し付けるのは抑制されるべきでしょう。

しかし、労働時間の問題は、単なる労使間の問題とだけ捉えるべきではありません。

労働時間は、サービスの受け手としての私たちにも影響が生じるからです。

メリットとしては、長時間労働はサービス品質を落とすため、これを回避できる、という点を指摘できます。

格安のバス事業者がドライバーに長時間の運転をさせており、結果として運転中に疲労から意識を失い事故を起こした、という事件は忘れてはならない教訓です。

命に関わるから、安全に関わるから、という問題ではありません。スーパーのレジ打ちのアルバイトであっても、打ち間違えて変更に手間取るのであれば、それはサービス品質が落ちていることになります。そして、それが長時間労働によっても引き起こされるのであれば、長時間労働を抑制することでサービス品質が上がる、ということです。

もちろん、デメリットもあります。

長時間労働を抑制することでサービス品質が下がる、ということです。

こちらは最近話題のクロネコヤマトがいい実例なのですが、長時間労働させられないから人出不足でサービスの一部(受取時間の指定等)をやめます、あるいは値上げします、ということが起こります。

人出不足は医療の世界でも同じで、お医者さんが全員労働時間の上限を超えているため、今月、こちらの病院ではもう手術ができません、病状が悪化しても対応できません、みたいなことに繋がると言うことです。

さて、本題ですが、森元学園を巡る政治的なゴタゴタの中、籠池理事長の証人喚問が行われました。

ざっくりとした感想としては、(1)真相解明に向かったとは思われない、(2)そのため自民党にとっては失敗だった、野党にとっては時間の無駄だった(3)結論として、国会ではもっと他にやるべきことがあるのでは、の3点です。

(1)については、特定の証言を取り上げて評価できるのかもしれませんが、疑いが強まった/弱まった程度の話のように思います。

(2)ですが、自民党としては証言の中で明確に疑惑を晴らすことができなかったことが失敗です。

なんのために証人喚問を行ったのか、も分かりませんし、危機管理能力がないと言う評価にもつながってしまっています。

一方で野党にとっても、真相を解明するような質問ができないことを明らかにしただけだったように思います。

森元学園問題はそもそも籠池氏側の動きがおかしく、行政としては法制度の枠内で便宜を図って対応している案件だと私は思います。

えこひいきがされていたり、それが政治家がらみだったとしても、倫理的あるいは心情的な問題になるだけ。

国会でする話なの?と。

本来、事実関係が明らかになっていることの評価、あるいは対応策の議論をすべきなのが国会なのでしょう。

疑惑を追及する、のはマスコミですとか、捜査機関に任せておけばよいのでは。

と、思うのですが。

残念なことに、世間の注目が集まることと、真相解明が進むことがセットになっていることがしばしばあります

豊洲市場の問題などもそうですし、オリンピックの競技場建設の話もそうです。

これは、注目を集めることで、より多くの人が資料に接するようになる結果、真相に近づく面もあるでしょうし、また当事者の中に注目され鵜と黙っていられない人がいるってこともあります。

なので、仮に今回の森元学園について、何も出てこなかったとしても、だから初めから騒がなければよかった、とは言い難いです。

これが残念だと思うのは、疑惑をもたれ注目されることが、関係者に多大な迷惑をかけることになるからです。

結果的に問題が是正されたから全てが許されるわけではなく、報道/取材の被害にもっと目を向ける必要があるのでしょう。

ちょっと話がそれましたが、今回の疑惑の中心にいらっしゃる籠池理事長。

昨日は国会で証言された後、記者会見を開かれたと言うことで、年齢も考慮するとなんと元気な人なのだろう、という感想もあります。

しかし、私は、籠池さんって昨日は、あるいはここ1か月は何時間働いたんだろう、が気になっています。

何を持って働いた、というのか厳密に定義するつもりはありませんが、いろいろなことをこなされ、嵐のような毎日であることは想像に難くありません。

少なくとも、休日に家族と団らんとか、一人で数時間映画を見てぼーっとしてる、なんて時間がないことは間違いないでしょう。

誰が頼んだのでもなく当人が勝手にやっているのだ、と理屈をつけたところで、働きすぎであることは疑いないように私には思えます。

そして、働きすぎは、当人のためにならないだけではなく、社会にとっても良いことではない、というのは冒頭でご説明した通りです。

具体的な事例に即して言えば、証言の正確性に疑義が生じ、ひいては真実究明への取組が遅れる、あるいは阻害される可能性がある、ということです。

何で、マスコミ各社としては、労働時間をきっちり監視するとともに、働きすぎであると判断された場合には、各社で協定を作り、当事者を一定期間、そっとしておくような仕組みを構築されてはどうか、と思います。

もっと簡単に言うと、おかしなことを言っているかも、と思うのだったら、まず休ませて、落ち着かせてから話を聞くべきじゃないでしょうか。

日本に遊びにくる旅行者、いわゆる訪日外国人旅行者は、大幅に増加しています。

経済的には、流行語にもなった爆買い、と呼ばれる中国人旅行者による大量消費は激減し、百貨店の売り上げが下がったり、観光バスの利用が減ったり、あるいは、宿泊者数が増えずにホテルの稼働率が上がらなかったり、いろいろと暗い話題も多いのです。

ですが、訪日外国人の総数が、着実に増えていることは政府の統計から明らかです。

その外国人旅行客ですが、一頃は、ゴールデンルートが大人気でした。

ゴールデンルートとは、東京、大阪、京都を回る旅行です。

私たちが初めて旅行に行く国を考えてみれば、首都とその他に2,3都市を巡ると言うのは理解できる話です。

アメリカに初めて行くなら、ニューヨーク、ラスベガス、ロサンジェルスに行きたいとかね。

ただ、日本への旅行者も、2回目、3回目となれば、その他の場所にも行ってみたくなるもの。

温泉だったり、遊園地だったり、食べ歩きだったり、目的はそれぞれですが、あちらこちらに行きたくなるわけです。

各地の自治体や事業者もそれを期待してプロモーションに熱が入っている、というのも広く知られているところかと思います。

爆買いのようにモノを買ってもらうことから、体験(浴衣を着てみるとか、お祭りに参加するとか)を楽しんでもらいその過程で(食事だったり電車などの移動手段だったり)お金を落としてもらいたい、ということもよく言われます。モノからコトへ、というのがキャッチフレーズです。

ところで、著名な観光地であれば、どこを見て、どのような体験をすればいいのか、多くのガイドがあります。

ガイドは、旅行者に、誰もが満足できる観光の仕方を教えてくれます。

が、それだけではなく、ガイドが推奨する体験が多くの旅行客によって実践される結果、旅行者をもてなす側、旅行者を観察する側も、ガイドに影響されてくるのではないでしょうか。

例えば、東京の名所として、スカイツリーが多くのガイドに取り上げられており、観光に訪れる旅行者は多くいます。

しかし、田無タワーはガイドに取り上げられる機会がほとんどなく、あんなものを見に来る旅行者なんていないわけです。

そうすると、田無タワーで記念撮影している外国人旅行者を見たときに、こんなところで何をやっているのだ、もっと楽しいところが日本にはたくさんあるんじゃないか、と言いたくなったりするわけです。

さて、先日、軽井沢のスキー場に行ってきました。

幼児が雪と戯れたいと言うので、企画された(私が企画したんですが)日帰り旅行です。

幼児連れなので施設が充実していて、親である私たちは自分たちが楽しむ必要はないため(時間もないし)雪があれば、雪質など気にしません。

また、幼児が暴れても対応できるためには、車での移動が望ましく、スタットレスタイヤを用意していない私たちは豪雪地帯を避けたいこともあり、比較的近場の軽井沢を選択しました。

軽井沢のスキー場、子供が喜んだ、という意味では大正解でしたが、親としてはいろいろ不満が募る場所です。

そもそも、子供が喜んだのは、子供用の遊び場に遊び道具(スコップとか)が置いてあり、そのうちの一つ、雪を丸める道具が気に入ったからです。

これですね。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00AE3GUWK/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00AE3GUWK&linkCode=as2&tag=tkite-22

まあ、それ以外には、ソリで滑るスペースと、タイヤチューブで滑るスペースしかありません。

設備の少なさはまあいいんです、何となく気になるのは、お値段が高いこと。

入場料が一人1,200円(付き添いの大人も人数にカウントされます)、ソリを借りるとさらに500円(金額は適当です)。

うーん、3時間遊ぶのに、5,000円弱は高くないかなー、交通費だってかかるのに。

スキー場から新幹線が見えるのは楽しかったです。いい点もあるんですけどね。

平日の朝から行ったので、子供の遊び場には私たち家族を除いては誰もおりませんでした。

だから余計に寂しくて、高額だなと感じられたのかもしれません。

そんなことを思っていたら、外国人観光客らしき人々が、やってきたのです。

恐らくは、軽井沢に遊びに来たついでにスキー場にも寄ってみた、んだろうと思われます。

両親と二人の子供たち、子供たちは30代です。

もう、恰好が普段着なんですよ。

多分、東南アジア方面からいらして雪が珍しいのではないかと思うのですが、そりに乗って大はしゃぎ。

雪を投げて大はしゃぎ。

子供が遊んでいるさっきの遊び道具を見ては興味深々で、余っていたもので遊んでいました。

微笑ましいんです、楽しそうに遊んでいて。

ただね、せっかく日本に来て、雪を堪能するなら、ここじゃないだろう、という気もしてしまうわけですよ。

日本の桜を見に来たのに、いこいの森公園の桜みて、感動して帰られたら、なんか惜しいじゃないですか。

それより、千鳥ヶ淵とか見せたくなりません?

しかも、全然安くない、どころか高いのに。

もちろん、言葉が通じないですし、楽しんでいる人に余計なことを言うつもりもないんのですが、なんとなくもやもやが残りました。

言ってあげるのがおもてなしなのか、ほっといてあげるのがおもてなしなのか。

旅行業者でもない私ができるおもてなしってなんなのでしょうね。

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