http://kyoko-np.net/2012051401.html
普段、ネットではなくリアルに会話している時に、他人の言っていることをどのくらいまともに捉えるか、ですが、話半分、くらいがよくある態度なんではないかなあと思います。
お店で店員さんがこう言ってたとか、テレビでこんなこと言ってたとか、今日こんなことがあったとか、信じる信じない以前に他人の話の大部分はどうでもいいのでは?という気がしています。
それって、話をする人がそもそも確認していないかもしれないし、確認したって誤解しているかもしれないし、意図的にウソをついているかもしれないし。
大部分はどうでもいいのです、どうでもいいと私は思っているのです。
あなたが犬にかまれたのが本当であろうが作り話であろうが、あなたの頭痛が今日一日で一番ブルーだったことであろうが、実は朝飲んだ味噌汁が味噌入れ忘れていてそっちの方が本当は大問題であった、のに忘れているのであろうが。
ウソをつかれて困る話はもちろんあれこれあります。市役所で手続きを聞くとか、電気屋さんでこのレコーダーはDVDを再生できますか、とか。
そのときに、話の内容は何を元に信頼に足りるかどうか判断しているかというと、話をする人、これを判断しています。より正確には、ほとんどが所属を確認していて、市役所の人だから問題ないだろう、ヤマダ電機の人だから問題ないだろう、などなど。更に大事なことであれば、特定の人を信頼することになります。なんとかさんがこう言っているから間違いないだろうと。
私にとって、自分の信頼できる人が間違ったことを伝えてくれたとき、話をしてくれた人のところに戻って、間違えた結果を正してもらいます。DVDが再生できるって言ったのに再生できなければ、再生できるものと交換してもらう、とかですね。信頼に足る人物であるかどうかは、言葉が真実であるかよりも、むしろこのように後で結果を正してくれるかどうか、の方がより重要のような気すらしています。
では、メディア、テレビや新聞が間違ったことを言っていて困ることはないのか。
正直あまりないような気がするものの、一つ困るのは、その記事を元に誰かと話をした際に話がかみ合わない、その記事が誤報であれば私がウソをついているように思われることでしょうか。実際にあまり経験がないものの、誰かにうそつきだと思われるのは、事実を間違えて伝えたときよりも、感情が上手く伝わらないときの方がはるかに多いように思います。
ネットは、メディアの情報に近いです。より情報が自分に身近なものまで集まるため、事実を間違えて伝えられることで困るケースは多いですが。この困る、も、せいぜいがランチを食べに行ったお店が水曜休みって書いてあったのに木曜日にしまっていたとかその程度かと。
ここまでの話をまとめると、他人にうそを教えられても、あまり困らないことが多いなあ、と。
反対に困るケースは大きく二つあります。
一つは、公共の案内が間違えている場合。道路標識が間違えていると事故を起こすかもしれません。
食べてはいけないものをそう書かないで売られていると間違えて食べてしまうかもしれません。
多くの場合、新聞やテレビは、あまりこの意味での公共性がない情報を扱っているように思います。
事故や事件の報道は多くの場合、繰り返しますがこの意味での、公共性はなさそうに思います。
今回の虚構新聞の記事についても同様で、信じたところで、あまり実害がなさそうな気が私はします。
もう一つは、自分の周りの人が間違えた情報に基づいて行動する結果、本人にとってよくない結果が生じそうな場合です。
親が変なセールスに引っかかってくずみたいなものを高額で買わされた、とか、彼女が放射能に関するうそ(全ての放射能に関する情報がうそだというつもりはありません)を信じてノイローゼになっているとか。
私は虚構新聞の記事を批判する人が、この二つ目の、自分にとって大事な人が情報で間違えることを減らすために、真実でないことを述べるべきではない、と多くの人が主張しているのだと思っています。どうしようもなく善意、というか。
それはそれで理解できることですし、何も悪いことではないんだと思います。
ただ、人それぞれ自分の信じたいものを信じて間違えることが許されていいと思います。
騙されたくなければ、あなたに相談すれば騙されないと思えば、あなたに相談してくるでしょう。
相談もなく騙される人を救いたいのは理解できますが、まずあなたが信頼されるべきなんだろうという話ではなかろうかと思うのです。
■待機児童について
先に桐山先生の質問について記載したとおりかと思います。
この問題、石塚先生のおっしゃるように、行政がフォローすればするほどコストが上がっていくため、現状の予算内に収めようとすると待機児童の数が増えてしまうのでは?という点、及びこれだけニーズがあることが明白なのに(市議会議員さんがおっしゃるには)民間参入がほどんとされていない理由、辺りが勉強不足ですみません、よく理解できないところです。
石塚先生の場合には、加えて、坂井先生のおっしゃる公務員の適正配置との関係で、保育所に関わる職員についてどう考えられているのかをお伺いしたいところです。
■食の安全について
ただでさえ、産地の表示なんて大変なのに、人を減らさなくてはいけない、予算も縮小される、しかも保育園の食事は手間がかかる、という悪環境の中、やろうと思うなあ、と素朴に思います。出来るならやった方がいいこと、なのは否定しません(石塚先生のおっしゃる権利、が保育園に行かない権利、ではないと思いますので、保育園の食事を変更させる権利だとすると更に大変なことが待ち構えていそうですが)。
放射能の測定については、測定結果について、解釈するのが市民なのでなければ、やるだけ無駄だと思います。だいたい、安全だと保障されれば、という保障する主体が西東京市じゃあなあと私は思います。市の行政能力が低い、という話ではなく、世間でこれだけ議論されている問題に回答を出せるほど、調査にだって時間もお金も人も、割けないだろうと思っている、という話です。
最後に、地産地消については、もっとご見解を伺ってみたいと私は思います。この話、西東京市にどれくらいの食料生産力を確保すべきか、という議論をしないと回答が出ないような気がしているからです。食料生産力を一定程度に保つことは、都市計画等にも影響するかと思いますし、大事な話だと思うところです。
■中高生の市内における居場所について
もうほっといてあげたら、と個人的には思います。公園で遊びたい、図書館で読書したい、コンビニ前でたむろしたい、どーでもいいじゃないですか、好きにさせたら。
もっと言うと、市が何かを用意すればするだけ、自主性やら個性やらが伸びないような気がするんですよね。
ついでに、民間に運営委託したものについて、市の施設と同様の管理状況の確認なんて、すべきではないと思います。これは保育園でも同じで、結果的にコストとして跳ね返ってくるだけですから。
■熱中症対策について
これも、食の安全に関する産地表示と同様、優先順位がとても低い問題だと私は思います。
熱中症で倒れて、命を落とす危険だってあるんだから、というご批判はありそうですが、そんなのここ何年も、というか、何千年だか何万年だか同じでしょうに。なぜ、今、特に優先順位を繰り上げてまで、やるべき課題なのか、がよく分かりません。
■防災時の避難施設について
学校を避難施設として使えるか、ですが、市側の回答はマニュアルを策定中、だそうです。
なんで、できたマニュアルを見てみればそれでいいように思います。作る前から、あーせいこーせい、しかも外部意見を聞け、とか、どんなものかなあと思いますけどね。正直、質問内容も、ちゃんと外部の専門家に見てもらったらいいんじゃないでしょうか。
■公共施設の適正配置等に関する基本方針について
坂井先生は、質問よりもそれにいたる過程のご説明がとてもきれいです。
本基本方針についても、検討すべき要素を洗い出し、ご提示いただけている点がすばらしいと思います。
心なしか力強さに欠けるような気がしないでもないのですが、思い過ごしだといいなあと思います。
ご説明の中で、公共施設については、利用目的の複合化、施設の有効利用などなど、先に質問された納田先生(及び後から質問される先生方)と相当の見解の相違があるように思われます。
市民のニーズ等を行政が把握し、具体案を作成する前に、議員さん同士で、一定の方向を打ち出すべきだと私は思います。
っていうか、それが無理なら、市の出してきた案を議会として承認できないでしょう?誰もが納得できない案が示され、皆がそれぞれの立場で批判しながら妥協する、のはやめて欲しい、というだけなんですが。
■市民サービスと適正配置について
議事録だけから見ると(ってこの件に限らず、このBlogに書いていることは議事録だけを前提に話を進めているのですが)、質疑応答がかみ合っていないように思われます。
市民嘱託員は臨時雇用の市役所職員ではないように思います。繰り返しになりますが、私がそう思うのではなく、市長答弁からそのように思います。通常の市役所職員とは別のスペシャリスト、が想定されているような(実態がどうだかは存じません)。そして、雇用機会均等とは、5年が過ぎたところで、他の候補者との間で改めて比較を行うことで、他の候補者にも同等に嘱託員への道を確保する、ということになります。
ということは、坂井先生のおっしゃるように、優秀で熱意がある嘱託員に「配慮」すべきではない、が市長答弁なのではないでしょうか。配慮せずに試験により判断する、ことが雇用機会均等、の意味ではないかと思われるからです。
■緊急輸送道路沿道建築物の耐震化
これまた質問と回答が微妙にかみ合っていないような気がするのですが、わざと、なのかなあ。
緊急時(災害時想定ですが)に救急車や消防車等などが道路を通るのに、道路脇の建物が一つでも倒壊し、道をふさいでしまうと通れなくなります。優先順位をつけて、大きな道路については沿道の建物の耐震化を進めましょう、という話です。
今回、東京都の条例を受けて、ということですが、もともと西東京市(もしかしたら東京都も)の耐震改修促進計画に出ていた話ではないかと思われます。
この耐震化、ざっくり二段階の作業が発生するようで、(1)耐震診断、(2)耐震工事、です。
(1)耐震診断を受けて、十分な耐震性が備わっている、と難しく言わなくても、地震が来てもたおれなそうだよね、ということであれば、そのまま何もせず、倒れてしまいそうだよね、ということであれば何がしか工事する、ことになります。
市長答弁は、このうち(1)については国と東京都が費用負担し、実質的に建物所有者の負担をなくすことについて言及されておりますが、坂井先生のコメントは(2)も含め所有者負担がない、との理解に読めます。たいした話ではないのかもしれませんが。
■3・2・6調布保谷線について
西東京市では現在、多摩地区を南北に走る道路を作ろうとしており、この道路が学区の中を走ることから、通学する子供が事故にあったりしないだろうか?というご心配なんだと思います。解決策はいくつかあるように思いますが、市の答弁にあるとおり、交通量の多い道路だからと言って、ちゃんと横断歩道も用意してますし大丈夫ですよ、も一つの回答かと思います。更に、子供の安全に重点を置くのであれば、道路を高架・地下にする、なんて方法もあると思いますし。
ただ、桐山先生がどうしたいのか、がよく分からないんですよね。
これ、後半の質問の都市計画マスタープランとの関係でも同じなんですが、一体、どうしたいと思っているのでしょう?
具体的にどうなるのか、見てみないとなんとも判断しかねる、というのはまあそうなのかなあ、と思うのですが、であればこの段階で質問することの意味が分からないところです。極端かとは思いますが、基本計画なんて作っている暇があったら、具体的な議論をすべきだ、と言っているように思えないこともないのですが。
■待機児童について
勉強不足なのですが、待機児童解消のためには、保育園を増やす、ことが何よりの対応かと思います。ってことは、要するに、お金を掛ければ解決する問題なんじゃないでしょうか?
仮にそうだとすれば、これは予算の問題で、他の予算との関係で待機児童の解消にどれだけお金を回すか(他を減らすか)だと思われます。
予算の策定権限は議会にあり、議会ではこの程度の費用でやってよ、と言っている以上、どうしようもなさそうに思います。言い換えると、一定数の待機児童が発生する程度の予算しか組んでないってことは、一定数の待機児童が発生してもやむをえないと議会として判断しているってことではないのでしょうか。
ついでに、待機児童を減らす為には、待機児童のいるような家庭に西東京市に住んでもらわない、という選択もありえます。
引越費用を助成するような直接的な方法のほかにも、高齢者や、就学児童向けの手当てを厚くして、結果的にある程度子供が大きくなった家族に引越してきてもらえるような市にしましょう、などなどなどなど。
■保育園の最低基準面積の規制緩和について
具体的に東京都から何も言われていない中で、聞かれてもなあ、という市の答弁はすごく納得できます。自分が市役所の人だったら、ですが。
で、西東京市がこの規制緩和に乗っかるのか、他に基準を設けるのか、慎重に検討すべきなのは誰なのか、を桐山先生には考えてもらいたいです。というか、私は議会で話し合って、一定の方向を打ち出してもらいたいと思っています。
結果的に、もし規制緩和後も現在の基準を守るんだ、ということになれば、行政で検討する手間も減るでしょうし。
■健康都市宣言について
みんな自分の好きなように生きたらいいじゃん、お金払って(税金)他人に健康の心配してもらわなくてもなあ、と私は思いますが、それはさておき、全市民を健康にすることが自治体の責務であるならば、やることは山積みですね、と思います。
ただ、こだわるようですが、この宣言って、行政が何かする!という内容ではないように思います。というか、サポートするけど、基本的には市民の自主性に任せよう!という内容じゃないでしょうか。
市民から何かあがってきているのか?という質問ならともかく、行政として何をしているのだ?という質問は筋違いのように思われます。
ついでなんですが、西東京市のリンク、ずれていませんか?
■しゃきしゃき体操について
これ、市内の小中学校については体育の授業にでも取り入れたらいいんじゃないでしょうか。ついでに、市議会の開催時に国旗掲揚と併せて、参加者全員でやる、街頭演説では当該体操を必ず実施しなければならないルールを条例として制定する、などなど、お金を掛けずにまずやってみる、ということが重要なように思われます。
■健康診断の付加価値/受益者負担/東京国体・スポーツ振興法について
面白いご提案だと思います。健康診断に留まらず、市として市民に参加してもらいたい行事、例えば選挙等についてもポイントをつけてみてはどうだろう?と思います。
受益者負担については、こんな(市長)回答でご満足とは思われませんが、桐山先生は受益者負担を増やせと言っておられるのか、減らせと言っておられるのか、を述べていただいた方がよいのではと思います。
東京国体・スポーツ振興法についての質問も何を聞きたいのかよく分からず、市長等答弁のすばらしさばかりが目立ちます。東京国体については東京都の担当部署の人がよっぽどしっかり進捗を気にしているんでしょうから、何か問題があると認識されているのであればともかく、ただ進捗を聞いてもしょうがないように思いますし、スポーツ振興法についても、できたばっかりでどうなるのか今の段階ではよく分からない、と答えるしかないように思います。
■35人学級/学校空調の増設/建物耐震化
市がしっかり行政をやっています、というのを確認することも市議会の役割なんでしょうか?わざわざこんなところで聞かなくてもよさそうなもの、なんですけどねえ。