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東村山市中央公園周辺に住んでいると世界はこう見えています。偏見多めでしょうが。
西東京市は、保谷市と田無市が合併してできました。
そして、ひばりヶ丘は、旧保谷市の一部でした。

この「保谷」ですが、古くは穂谷と呼ばれていた(あるいは名乗っていた)ようで、江戸時代に幕府に提出した書類に誤記したことがきっかけで保谷になった、との記載がWikipediaにあります。
この話の真偽は分かりませんが、明治のころには保谷と言う地名が正式に使われており、明治8年に苗字を決めなければならない際に、この地に住んでいた人が保谷という苗字を使い始めたのだろうと思われます。

保谷さん、と言う姓は、これもとあるサイトによると、3600番目くらいに使用している人が多い苗字で、利用している人数もたまたまですが、3600人くらいなんだそうです。
このうち、約三分の一の1200人が西東京市在住です。

余談ですが、残りの保谷さんは首都圏が多いものの、まあまあ全国に散らばっています。
面白いのは、西東京市の隣接自治体、練馬や新座、東久留米にはあまりいらっしゃらないところです。

併せて、今の季節、保谷梨が食べごろ(あるいはもう終わったくらい)なのですが、この保谷梨をネットで調べていると結構な確率で保谷農園に行き着きます。
これ、保谷にはなく、飯能にある農園です。
保谷園、というのは保谷にありますが、こちらは農園ではなく、造園業の会社さんになります。

さて、西東京市以外にも圧倒的に保谷さんが集まっている地域が一つあります。
これが、長野県長野市です。
200人近く住んでいるそうです。
有名な保谷眼科があるのも長野市です。
えらそうにすみません、わたしも保谷眼科さんを今さっき初めて知ったのですが。

長野に保谷さんが多い理由は分かりませんが、恐らく太平洋戦争のころに疎開した、とかそんなことなのではないか、と思います。
HOYA(保谷市で開業した歴史的事実があります)の工場が長野にできた際に、保谷にいた従業員が移った、という仮説も立てては見たのですが、HOYAの工場は長野にはありません。

さて、西東京市には保谷さん姓の1/3が住んでいるのであって、他の姓に比べて、保谷さんだけが圧倒的に多いわけではありません。
と言うか、1200人ならそれほど多くないのではないかと思われます。

にもかかわらず、保谷さんの存在感は非常に大きいです。
その理由の一つは、有名人に保谷さんが多いからです。

地元の名士、という言い方がありますが、地元の西東京市に夜間と週末しかいないサラリーマンにとって、地元の有名人とは、概ね政治家になります。
そのため、市議会議員、元市長などに保谷さんがそれなりにいる、ことが有名人が多い、ひいては存在感がある、ということになります。

人の欲するものと言えば、権力とカネ、というお金の面ではどうでしょうか。
これは、実際に市内を散歩して、この家、大きいなー、と思うと表札が保谷さんだったりすることが多いです。
保谷さんの多くは、古くから西東京市に住んでいるものと思われることから、元々農家だったりして、大きな敷地を保有している、などといったことも多いと思います。

では事業の方はどうでしょうか。
わたし、これもあまり伝手がなく、商工会には保谷社長がたくさんいる、といった情報はありません。
ただ、ひばりヶ丘駅の北口にある正育堂の社長は保谷さんです。
正育堂の建物は北口の再開発に合わせて建替えが進んでいるのですが、この会社、ホームページにあるような文具屋さんというよりも、複数のビルを保有する不動産屋さんだな、と思うところだったりします。

他人の苗字って、書けることは調べればいくらでも出てくるのですが、どうも興味がない上に、いいことをしている感じがあまりしないですねえ。
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