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東村山市中央公園周辺に住んでいると世界はこう見えています。偏見多めでしょうが。

その建物の外へ出る。

以上です。

 

ある程度の時間、滞在していることを前提とした場所があります。

喫茶店、レストラン、居酒屋などのほか、マッサージ店、床屋・美容室、マンガ喫茶、風俗店などもそうです。

このような場所で火災報知機が鳴った場合、人(お客さん)は大きく分けると、3つの行動のいずれかを採ります。

(1)何もしない、(2)逃げる、(3)店員に状況を聞く

 

火災報知器が鳴った場合、一番安全なのが、(2)逃げる、であることは疑いありません。

命を守るためには、建物に閉じ込められないよう、建物の外へ出るべきです。

注意点は2つ。エレベータを使ってはいけないことと、階下の火事で煙がひどい場合には、上へ逃げることも検討すべき、ということです。

 

実際には、何かをしている最中にとりあえず外に逃げる、という選択は意外と採れないものです。

店員さんでも、一緒にいる友人でも、逃げない人がいる中で、逃げよう、と言うことは中々勇気がいりますし、火災報知器は結構な確率で誤作動なので後で大騒ぎしたことに恥ずかしい思いをすることも多いでしょう。

 

火災報知機が鳴っても何もしない(1)の対応が批判されることがあります。

危機意識が低いのではないか、とか。

火災報知器は誤作動が多い、というが理由の一つなのでしょう。

では、本当の火事で火災報知器がなっている場合、ただちに非難することが安全であるとしても、ただちに非難しないといけないものなのでしょうか。

言い換えると、火災報知器は、火災になりそうな段階でなるのか、火災になってしまってからなるのか、という問題です。

 

火災報知器には、何をもって作動するのか、の方式がいくつかあり、例えば煙を検知してなるもの、熱を感知してなるもの、火から出る赤外線などを感知してなるもの、などがあります。

特に熱を感知するものは、相当の高温にならないと作動しない、という説明もあります。

自分がいる場所の火災報知器がどのようなものであるか、自宅や勤務先でもない限り、把握していることはまずないでしょう。

とすれば、安全のためには逃げておくのが得策、ということになります。

 

ただし、財団法人日本防火協会のホームページでは、火災報知器がなったら、まず注意しながら、状況を確認すべき、高齢者や障害者、子供は先に避難させるべき、と書かれています。

言い換えると、自力で逃げられるような大人は真っ先に避難する必要はないとも読めます。

 

以上をまとめると、火災報知器がなった場合、可能であれば建物の外へ避難する、自力で避難できる大人であれば、それほど急がなくても大丈夫、です。

 

ここからが本題なのですが、火災報知器が作動して、すぐに避難しない場合でも、まずは状況を確認する必要があります。

本当の火事なのか誤作動なのか、と言うことです。

管理人の常駐していないようなマンションであれば、自分でなっている場所を確認しに行くでしょう。

一方で、自分が「客」としている場所では、店員に状況を確認してもらうことが一般的です。

 

問題は、目の前にいる店員が状況を把握している可能性は非常に低い、と言うことです。

建物のどこかで(例えば別の階で)火災報知器がなっているときに、目の前にいる人(ウェーターさんなど)が状況を把握しているはずがないです。

そのため、目の前の店員さんに確認すべきことは、誰かが確認作業を行っているのか、そして、その結果は、つまり本当の火事で避難する必要があるのか、誤作動でほおっておけばいいのかが、どのように自分達に知らされるのか、の2点です。

前者は万が一にもお見合い(みんなが誰かがやっているだろうと思っている状態)を避けるための質問です。

そして後者は、結果が館内放送のような形でなされるのか、確認した人と店員さんの人づてでなされるのか、を知ることで、結果を知る前に避難する必要があるのかの判断基準になります。

 

ところが、実際には、大丈夫なのか?という質問をする人が非常に多いです。

そんなこと分かるわけないじゃん。

他人の判断を全面的に信じられるのはどーして?

と私は思います。

 

これ、火災報知器がなっている、緊急事態、ということとは関係ありません。

仕事で判断を仰いでいるはずなのに、大丈夫なのか?と聞かれること、結構ありますよね。

自分で判断してくれよ、ということです。

 

ところで、自分のいる建物が火事になった時、生命の危機以外の理由で恐怖することってありますよね。

例えば、不倫相手と一緒にいるところで、ホテルが火事になったりとか。

そういう時、やっぱり誰かと話をする、つまり今の自分の状態を伝えて、真摯なアドバイスをくれる人って、ほしいよなと思います。

真摯なアドバイスって言うのは、根拠なく、大丈夫だから、と安心させてくれること、なんですけどね。

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