購買意欲を掻き立てる、なんだかすごいことに聞こえるが、
あいつらは、欲しいものが大人と比べてはるかにたくさんある。
欲しいものがあれば、それを隠そうとしない。
どころか全力でアピールする。
もちろん、親が買い与えるものなど、数百円が限度(
その数百円の売り上げのために、子供の目に付く所に、
たかだか数百円であれば、ぽんっと買えるか、
親の立場としては、
正直、強請られることは非常にメンドクサイ。
それはモノを買って、と言うおねだりであろうと、
応えてあげられることならまだよい。
断るのは、相手の抵抗もさることながら、良心の呵責も覚えるし、
とはいえ、経済的な理由(
できることなら、おねだりなどしてほしくない、
欲しいと思ったのに、
子供もほしいと言ったものが手に入らないと分かると泣き叫ぶこと
何かを欲しがって泣き叫ぶ姿には理性の欠片もない。
たまーに、笑ってくれるおばあさんもいるが、
し、そもそも周りがどんな顔で自分達を眺めているのか、
想像上の他人は自分達には冷たい。
子供を持つ身になってからであっても、
怒りや不快を感じるわけではないが、
結果として、ファミレスの入口においてあるおもちゃは、
喜ぶのは短期的に売り上げがアップして投資家への説明責任を果た
やはり資本家による労働者の搾取が問題なのではなかろうか。
それはともかく、
この不幸のシステムを回避する簡単な方法は、店に入る前に、
結局買えってことなのか。
いや、そうではない。
新しいおもちゃは、新品のおもちゃという意味ではないからだ。
その子供にとって、目新しいおもちゃがあればそれでいいはずだ。