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東村山市中央公園周辺に住んでいると世界はこう見えています。偏見多めでしょうが。

幼いころ、家電は町の電気屋さんで買っていた。

トースター、ラジオ、電話からテレビまで。

理由の一つは量販店が近くにないような田舎に住んでいたこと(現在では大手量販店が歩いて行ける範囲に2店も出店している)

そしてもう一つは、家電のことなど何も分からない祖母(一緒に住んでいた)と母が相談する先がその電気屋さんしかなかったからだ。

家電に限らず、モノやサービスを購入する先が決まっており、逆にその先はほとんどどんな相談にも乗ってくれる、という販売形態が一昔前には多く見られた。

海外旅行の際に利用する旅行代理店もその典型であろう。

どこに行きたいかを相談し、チケットの手配をしてもらうと、後は現地での送迎も含めてその旅行会社が面倒を見てくれる。

不安に思ったことも、困ったことも全てその旅行会社を通じて解決してもらえた。

あるいは住宅についても同じであろう。ハウスメーカーは家のすべての面倒を見てくれていた。

そして、購入後もサービスを継続してくれる限りにおいては、信頼できる先との取引が重要であった。

これが、最終のサービス提供者としては大企業を、大企業への仲介役としては地域の知り合いを、利用していた大きな枠組みである。

この枠組みは、デフレの影響で崩れてきた。

大企業のサービス、仲介役の存在を廃することでより安くサービスを受けられるようになってきている。

特にインターネットを利用できるようになって、様々な情報にアクセスできるようになったことは、この流れを加速している。

何故なら、従来のように、何も分からない、という人が減ってきているからである。

ポイントは「崩れてきた」「減ってきている」という点にある。

つまり、なくなったわけではないのだ。

そのため、現在でもすべてお任せ、丸投げで誰かに頼みたい、というニーズは強く存在する。

ただし、このような丸投げサービスには過重な負担が求められるケースがあるため、大企業側で対応しにくくなっているという社会情勢の変化はある。

さて、現在において、丸投げサービスが色濃く残っている業界の一つが自動車である。

車の販売から乗り換え、もちろん乗っている最中の不具合まで全てをディーラーに丸投げする仕組みはまだまだ健在で、ディーラーもよく対応していると思う。

という中で、私個人は困ったことをディーラーに相談しずらい。

その理由は一言でいえば、ディーラーから車を買ったと思っていない、という点に尽きる。

中古車を、知り合いに探してもらいディーラーから購入したのであるが、そのディーラー(の店舗)が遠く、困ったことがあっても行くのが面倒、しかも乗り換えで同じメーカーに乗る予定が今のところない、のである。

ディーラーの担当も良い人であるし、整備その他で嫌な想いをしたことがあるわけでもないので、一方的にこちらが付き合いにくさを感じているだけなのだが。

先日、車をこすってしまった。

あまりに見た目にひどい傷なのだが、直すほどの気力もお金もない。

とりあえず、色だけ上から塗ってごまかそうかと思っていた。
そこで、カー用品店に行ってみたのだが、予想外に丁寧な対応にびっくりして、とてもありがたかった。
そして、自分では自分の車の色を調べることすらできないことにもびっくりした。

まだまだコンピュータに奪われない仕事は世の中にたくさんある。

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