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東村山市中央公園周辺に住んでいると世界はこう見えています。偏見多めでしょうが。

医療情報の正確性が問われたWelqの事件、そこではユーザーの情報リテラシーが重要なのだ、という話がありました。

同様にアメリカの大統領選挙を通じて、フェイクニュースが多数流れた、というときにも同じことが、つまり情報リテラシーが重要なのだと言われていました。

情報リテラシーとは、提示された情報が正しいのか、を判断する能力のことです。

ただ、これってとても難しいことだよね、という疑問も呈されています。

情報リテラシーを巡る議論の中で一つ面白いなあと思うのは、より深く調べることによって、人は正しい情報に近づくのか、ということです。

良く、もっと調べろよ、調査が足りないから知識が足りないんだよ、と主張されるのです。

極端な話ですが、明日の朝8時に西東京市は大震災に見舞われるのでただちに避難すべきである、という話があったとします。

この場合、その話が正しいのかどうかを判断するためには、根拠を確かめる必要があることは恐らく大多数の人に同意してもらえるのではないかと思います。

将来の事柄であること、人間が予定できるような類のものではないことから、どうしてそう断言できるのか、根拠を確認することになるでしょう。

提示されていない情報(このケースでは根拠)を確認することによって、その情報が正しいのかどうかの判断が正確になる、ということです。

ここで重要なことは、情報の正しさを判断するためには追加の情報が必要なのですが、その追加の情報とは『根拠」に限定されると言うことです。

明日の大震災について、多くの人が同じことを言っている、は情報の正しさを判断するには役に立たないのです。

つまり情報を増やせばいいってわけではない、ということです。

あるいは、あなたの家族や友人が極端であなたにとっては真実だと思われない話をうのみにしているという場合を考えてみます。

新興宗教にはまっているでも、ネットワークビジネスにのめり込んでいるでも、放射能を気にして不眠に悩んでいるでもかまいません。

その正しくなさに気づいてもらうために、一生懸命、説得する際、ググってみろよ、いろんな意見があるから、と言って、自分で気づいてもらう方法をとることもあるでしょう。

これは情報量が増えることで、自分の意見とは異なる意見があることを知り、自分の信じていることを見つめなおすことに繋がる可能性があるからです。

ただ、調べれば調べるほど、多くの意見を目にすることになるのですが、その中には相当数、元々の見方を補強するものもあるはずです。

この宗教を信じたことで、ココロに平穏が訪れた、ネットワークビジネスを始めたことで、人生が金銭的にも精神的にも豊かになれた、など。

いずれにしても、ただ調べて情報量が増えれば正しい判断に行きつくわけではない、ということです。

情報量を増やすためには、ネットや書籍から情報を集めるだけではなく、人と話すことで情報を追加する、という方法もあります。

こちらは情報収集の難易度が上がるため、さらに情報の正確性を判断するのが難しくなります。

ところで、私、週末に布団を選択するための洗濯ネットを破ってしまいました。

そこで、購入したお店(家具屋さんです)に問い合わせて、買いなおそうとしたんです。

私としては、布団の入る洗濯ネットが欲しかったのです。

元々のネットは布団を購入した際についてきたものなのですが、別にそのメーカーの純正品である必要は何もなく、洗濯できればよかったので。

ところが、問い合わせに、購入したお店(の店員さん)は、どの布団メーカーの何の商品なのか、を丁寧に確認するわけです。

私としては、大きさも測っておりましたので、その大きさを伝えた(現物も持って行った)のですが、それには見向きもしません。

そして、メーカーに在庫を確認しますが、ちょっと時間がかかるかもしれません、と言われました。

繰り返しになりますが、私はそのメーカーの品物が欲しい、と言ったのではないのです。

話が通じないなあ、と思って別のお店に行ってみました。

ところが、そこでもまったく同じ対応をされるのです。つまりメーカーと型番を調べて、これは現在お店においてないので、云々と。

そして、そのメーカーのものではない、私の布団が入るネットはないのかと尋ねました。

その回答は、無い、というもの。

私はすぐには納得できませんでした。

私の布団が入る洗濯ネットが存在しないのは本当なのか?と。

いろいろと話をしている中で、私がやっと理解できたのは、この手の問い合わせ(壊れた商品の代替のものを探している)に対しては純正品の案内しかしていない、ということです。

同じ性能の製品があるのかないのかについて、お店としては一切関与するつもりがない、ということです。

その理由については、よく理解できます。

つまり、同じような性能のもの、として勧めて、後から問題が生じても、販売店としては対応できない、ということです。

客が自分で性能を調べて、同一の性能だと思って買ってくれる分には構わないものの、お店として勧めることはできないということです。

私の期待が過度であった、ということであって、大変反省しております。

反省する一方で、類似品がない、というのではなく、案内できない、と初めに行っておいてくれれば、と逆恨みのように思ったりもしました。

もちろん、一番はご迷惑かけて本当に申し訳なかった、ですが、コミュニケーションって難しいよね、ということも同時に思ったところであります。

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