店員さんだと思って呼び止めたらお客さんだった、という体験、ありませんか?
私は少なからず、どころか、結婚して分かったのですが、パートナーよりもはるかに多く間違えます。
というか、パートナーが全く間違えないのです。
最近だと、西友の上のセリアが分かりづらいです。
もうエプロンしているだけで店員さんだと思っちゃうんですよね。その点、西友は絶対に間違えようがないユニフォームで凄いと思います。
さて、どこかの組織に所属している人を、なんとか「の人」と呼びます。
マクドナルドの店員さんであれば、マクドナルドの人、ですし、西武鉄道の駅員さんであれば、西武鉄道の人、ですね。
ところが、利用しているお客さんは、そうは呼ばれません。
西友で買い物して出てきても、西友の人ではありません。
という話を前提に。
週末、車でラーメン屋に行ったのです。
そのラーメン屋には駐車場が1台分しかなく、しかもお店から結構離れています(ひばりヶ丘駅とサイゼリアくらいは離れています)。
元々1台分しか駐車場がないことは知っていたのですが、それがどこにあるのかはお店のHPを見てもよくわかりませんでした。
そのため、お店の近くに停車して、お店に聞きに行きました。
お店の前に案内が貼ってあるのですが、これがまたかすれて見ずらく、貼っておく意味があるのか疑問に思うほどだったのですが、まああてずっぽうに行ってみると車止めのところにお店の名前が書かれた置物があり、そこに止めました。
で、ラーメン屋まで歩き、ラーメンを食べ、自分達は食べ終わって、子供の食事が終わるのを待っていたときのことです。
車で来て、天外の案内は見づらかったのでしょう、お店の中に、駐車場の位置を聞きに来られた人がいます。
私は店の奥のカウンターに座っていて、誰か入ってきたことは気づきましたが、顔は見えず、注意していなかったので会話も聞いていませんでした。
突然、駐車場を利用されている方はいっらっしゃいますか?と店員さんが叫ぶので、手を挙げ他のですが、そのときに、そういう事情なのだろうと思った、ということです。
その後は、駐車場があくまで待っているか、近くのコインパーキングが有料ではありますがそちらを使うか、どちらかでお願いしますと言っている店員さんの声を聞いていました。
数分後、子供も食べ終わったので、お店を出て、車まで歩くと、駐車場の近くの路上にハザードを焚いて止まっている車がいます。
書き忘れましたが、お店は大通り沿いにあるものの、駐車場は一本入った住宅街の真ん中にありまして、止まっている車なんて珍しいのです。
なので、これはさっきラーメン屋で駐車場の事を聞いていた人なんだろうな、と思いました。
多少の申し訳なさを感じつつ、駐車場まで小走り、そこからスムーズに出て、出し切ったところで、ハザードの車と向き合うことになったのですが、この寒い最中、その車の運転席側の窓が空いているのです。
ちなみに車はアルファード、乗っているのは、運転席が20代前半でしょうか若い男性、助手席には美人なお姉さん。
運転席側の空いた窓、こちらへ向けられた視線。私は反射的に自分の窓を開けていました。
今思えば、窓が開いていたのはたばこを吸っていただけかもしれませんし、こちらへ向けた視線は非難の視線だったのかもしれず、何のために窓を開けたのか、自分でも分かりません。
窓を開け、お待たせしてすみませんでした、という気持ちで軽く頭を下げたときのことです。
アルファードの運転席のお兄さんから、「ラーメン屋の人ですか?」と聞かれたのです。
ラーメン屋の人?
混乱していた私はそれでも、駐車場がそこでいいのか、確認したいのだろうと思い、「ラーメン屋の人ではありませんが、駐車場はそこで合ってますよ」と返答しました。
混乱の最中、がんばったなーと自分では思っていたのですが、同乗していたパートナーからは、ラーメン屋の人云々は、向こうも間違っただけだろうし、そこは答えなくていいんじゃないのか、というご指摘をいただきました。
そうかなー。