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東村山市中央公園周辺に住んでいると世界はこう見えています。偏見多めでしょうが。
西東京市の商工会に入ることが、足元はマーケティングに役立つとは思えない、という話の続きです。
横文字なのでマーケティングって言ってみましたが(つまりかっこつけてみたのですが)、商工会に入るとお客さんが、売上が増える♪となるためには、商工会はどうしたらいいのか、という話です。

商工会が、というよりも地域の事業者が売上を増やすための宣伝をする場合、ざっくりとした方向性が3つあります。
(1)地域にいる人に宣伝する
(2)地域に来る人に宣伝する
(3)地域にこない人で来ることもない人に宣伝する

以下では、それぞれの事業者が広告するのではなく、商工会として行うメリットがなんなのか、という話です。

分かりやすいのは(3)でしょうか。
通販で売るイメージです。来店してもらうのではなく。

今治タオルがよく事例として挙げられます。
これは地域の商品をブランド化するなど、個々の事業者がやる広告をまとめることで、安く全国に広告が打てる、という事例です。

西東京市の場合、地域名をブランドとして使いづらい、という問題があります。
googleなどの検索でも引っかかりにくいです。
わたしは、この西東京市ブランドが使いづらいという点で、本気で市の名前を変えた方がいいのではないかと思っていますが、商工会としてそのような提案をするのも、個々の事業者ではできない事柄です。

まあ、とは言っても、商工会に所属している事業者さんはほとんどがこの話に興味がない(興味があるところは自力で頑張ってる朝日製菓さんとか、一部)なんじゃないか、と思うので(実情は分かりません)、これ以上は掘り下げませんが。

(1)と(2)はいずれも地域の店舗への来店などを考えています。
でね、そもそも、これをしっかり分けた方がいいと思うのです。

(2)に含まれる人は、ざっくり2種類で、旅行者と引っ越してきた人、です。
旅行者には、所沢の高校生カップルがデートでひばりのパルコに来た♪なんてのも含みます。

この人たちには、元々目的があって地域に来られたわけですから、その目的の何か、に繋がる広告を手配すればいい、ということになります。
パルコに遊びに来た人には、イベントや飲食店/お土産の案内をする、などですね。
引っ越してきた人には、イベントやお土産よりも、飲食店やクリーニングなどのサービスの方を伝える方が価値があるのでしょう。
実際に来たあとの広告ではなく、これから来ようとしている人への広告はネットが効率的かもしれません。

これから来る人、実際に来た人、の双方にとって情報が一か所にまとめられていることは助かります。
市のホームページ、パルコのホームページ、イオンのホームページなどを巡回して、何かイベントがあるのか、を探すのは大変ってことです。

加えて、特に(1)の地域にいる人、に向けた広告と一つ決定的に変えるべき点があります。
それは情報の網羅性を確保すること、です。

具体的に、ひばりヶ丘の周辺に遊びに来て、ラーメンを食べたいとしましょう。
ラーメン屋であれば何でもいい、という人ももちろんいます。
しかし、多くの人は、選びたいと思うのです。
何かを選ぶ際には、選ぶ基準と、全てを検討した、という両方が必要です。

この基準は美味しい、ということではありません。
例えば、知名度の高いラーメン屋に行きたい、それが友人に旅行のことを話すときのネタになる、ということもあるでしょう。
あるいは、今いるところから近い、ということが基準になりえます。
子供を連れて入れる、ということが基準になるかもしれません。
並ばない、というのも一つの基準でしょう。

これらの基準で全ての店舗を比較した結果、というのが重要なのです。
何故なら、全てが網羅されていないと、もっとよい選択が残っているかもしれず、それを改めて検索する必要がある(つまり網羅性に欠ける)からです。

これに対して、(1)の地域に住んでいる人向けの情報は、地理的な近さをもっとも優先して伝えるべきでしょう。

今までのマーケティングは、これらの事柄をリストを作成することにより解決しようとしてきました。
ラーメン屋であれば、ラーメン屋のリストを表示する方法です(実際に西東京の商工会のページにはこのような情報があります)。
リストでも、項目を増やすことで、課題が解決できる可能性があります。
例えば上記のような「基準」をリストアップすることですね。
しかし、実際には手間がかかりすぎるため、まず行われません。

問題を解決するもう1つの方法は、Q&Aの掲示板を立ち上げることです。
しかし、これまた大きな問題があります。
それは、答えが返ってこない、という問題です。

商工会に所属されている事業者が使えるツールがあると、良いのかもしれません。
商工会に所属されている事業者は地域にいることが多く、地域の速報性のある質問には答えやすい可能性があります。
回答者を、商工会に所属している事業者と、商工会が認めた個人に限る、というのも一案です。これは、誠意のない回答を減らすための工夫です。


以上、思いつくままに書き連ねてみましたが、まだまだできることって一杯ありそうな気がします。
商工会には本当に頑張っていただきたいです。
そして、来年もお祭り開催してほしいです。
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