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東村山市中央公園周辺に住んでいると世界はこう見えています。偏見多めでしょうが。
今に始まった議論ではありませんが、電話よりメールの方が効率的なコミュニケーション手段でしょ、という意見があります。

例えば、ホリエモンこと堀江さんは、「電話してくる人とは仕事をするな」とまで言い切っています。
http://toyokeizai.net/articles/-/174408

賛否が分かれるところですが、私は賛成する人の真意が(もっと言うと、堀江さんの文章自体の意図するところが)いまいち分かりません。
かかってきた電話に対応することは非効率だ、というのは理解できます。
それを理解しつつも、かかってきた電話に(多くの人が)対応しているのは、電話をかけてきた人との関係を損なえないから、です。

私は堀江さん本人ではないので憶測ですが、堀江さんなら、電話に出ないくらいで損なわれる関係なら、辞めてしまって構わない、ということなのだと思います。
その考え方自体は理解できますし、正直、強く共感もします。
でも、実際にはそんなことができる人は、自分で仕事を選べる人だけです。
まあ、憶測ついでに、堀江さんは、自分で仕事を選べばいいじゃん、と言いそうですが。

フリーランスになるとか、起業するとか、そのような選択肢を選んでない人(つまり勤め人)にとっては、関係ない話、のはずなんですよ。
なので、堀江さんがそのような立場の人に向けて、電話してくる人とは仕事をするな、と言っているなら、そうかな、と思う一方、勤め人が多く読んでいるビジネス誌でそのようなことを言うのはなんでだろう、という思いもします。
同様に、賛成している人が独立した人ならまあそうかな、と思う一方で、勤め人にとっては関係のない話だと思うのです。

もう一つ、堀江さんの記事では、かかってくる電話が非効率だ、という話をしているだけで、自分から電話しない、なんて言っていないことです。
相手に迷惑かもしれないから電話よりメールする、という人がたまにいますが、自分にとってものすごく不効率な配慮です。
つまり、そんな配慮が必要な場面はほとんどないはずです。

メールは電話より手間がかかる、ということの理解の方がよっぽど重要なのではないでしょうか。
何故なら、電話は相手が理解していないことを即時でレスポンスしてもらえますし、その反応に応じて説明を変えることができます。
一方でメールだとそれができません。
そのため、メールでは背景までしっかり文字にして説明する必要があるわけです。

メールのやり取りを会話だと思っている人の中には、会話と同じようにメールする人がいて、それはそれで合理的なのだと思います。
でも、それって一般的ではないと思います。

電話ではなく、メールすることのもう一つの問題は、それが転送される可能性が常に付きまとうということです。
メールの転送は、相手に配慮を期待すべきではありません。
メール本文に転送しないで、といくら書いたところで、あまり意味がありません。
基本的には誰でも転送される可能性がありますし、それを前提に書かざるをえません。
一方で、電話であれば、自分の発言として第三者に展開された場合であっても、言っていないと反論することができるのです。
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