東村山市中央公園周辺に住んでいると世界はこう見えています。偏見多めでしょうが。
立場が人を作る、という言い方があります。
アイツには社長は務まらないよ、 と言われていた二代目が社長になった途端、有能な社長ぶりを発揮したケースで賞賛のために使われる言葉です。
責任ある立場を任せてみると、 振る舞いや思考がその立場で求められるものに変わっていく、というような意味ですね。
もう一つ、創造は模倣の先にある、という言い方もあります。
練習や稽古をさぼりがち、と言われていた二代目が襲名した途端、 変わったことをやり始めたケースで批判のために使われる言葉です。
まずは既存のやり方でできるようになって、 新しいことがやりたいならそれから始めるべきだ、というような意味ですね。
両方とも私が考えたわけではないですし、 広く理解されている考え方かと思います。
この二つを掛け合わせると、人を成長させるには、立場を与え、 前任者のやり方をまずは踏襲させてみる、のが良さそうです。
多くの職場における通常の人事異動では、新社長だの、 新部長だの、新マネージャーだの、が前任者のやり方をまずは踏襲しているはずです。
この際、どこまで前任者を踏襲するのか、というのが一つ、 結構大きな問題です。
業務の流れや判断基準については、 まあ一度は前任者と同じようにやってみて、気になるところから順番にそして徐々に変えていくことになるでしょう 。
仕事とは直接関係のない、例えばランチをどうするか、 なんてことも一度は前任者と同じくする、前任者が一人で食べていたのであれば一人で食べる、 職場のみんなと連れ立っていたのであれば連れ立ってみる、 ことがスムーズな移行に繋がるという意味でもおすすめです。
何時に帰るのか、どこでさぼって昼寝するのか、 会議の際に持っていくコーヒーは紙コップなのかマイマグカップなのか、 みんな前任者に従っておくべきです。
特に今まで課長だった人が部長になるとか、 常務が社長になるとか、前任者のことをよく知っている場合、 結構な精度で同じことができるようになるのではないでしょうか。
というように、前任者の踏襲をおこなっていくと、 最後に残るのが言葉の問題だったりします。
これまで例に挙げた人たちは、 指示を出すことが仕事の人たちです。
指示というのは言葉です。
そのため、前任者と同じことをする、というのは畢竟、 言葉を使う、がもっとも重要だったりしがちなのです。
前任の営業部長が、「ぶっ倒れるまで客に頭を下げろ! 戦線は下げるな、契約が取れるまで踏みとどまれ!」と言っていれば、 おんなじことを言っておけばいいわけです。
契約のとれた部下に、「よくやった! ボーナスは期待していてくれよ!」と言っていれば、おんなじことを言っておけばいいわけです。
いいわけなんですが、 これがこれで結構大変じゃないかと思ったりします。
人間、人と同じことをするのに抵抗があるんですよ。
同じ服を着ていると恥ずかしいとか思うのと同じように。
さて、レポートを書く、あるいはブログの記事を書く、 と言った場合には、参照している文章があると思います。
TPPに反対と書くなら、 どの時点で誰がどういう発言をしたのか、新聞記事や雑誌、ブログの文章などに当たって情報を集めますし、 PPAPを賞賛するなら、同じように何時発表されたのかなどなどの情報を集めます。
レポートやブログの場合には盗作するわけにはいかないので、 これを自分の頭に記憶し、構成し直し、文章にするわけです。
これ結構時間がかかりますし、面倒な作業です。
話がそれますが、 適当に文章を打ち込むと間違いを探してくれるツールというのがこれから作られるのではないでしょうか。
1946年、日本はアメリカを奇襲したが、 その指示を出したのは当時大統領だった安倍氏である、みたいな文章を書くと、「1946」年や「大統領」「 安倍」氏に間違いです、と赤線を引いてくれるツールが。
すみません、元に戻ると、自分の言葉に直すのは面倒なわけです。
そのため、 元の文章をなるべくちょこっと変えることを普通は考えます。
語尾だけ変えてみる、とか、言葉を言い換えてみるとかね。
よくやった! → よくできましたね!
ボーナスは期待していてくれよ! → 賞与は期待が持てそうですね!
周囲からの評判は通常は逆です。
前任者とまったく同じことを言うと、楽しやがって、 と思われますし、自分の言葉に直すと、頑張っているように思われます。
しかし、きっとそれは間違っているのです。
同じように、 まったく同じことをする方が遥かに大変なのですから。
アメリカのトランプ大統領の大統領選後、 初の記者会見の記事を読みながらこんなことを思いました。
アイツには社長は務まらないよ、
責任ある立場を任せてみると、
もう一つ、創造は模倣の先にある、という言い方もあります。
練習や稽古をさぼりがち、と言われていた二代目が襲名した途端、
まずは既存のやり方でできるようになって、
両方とも私が考えたわけではないですし、
この二つを掛け合わせると、人を成長させるには、立場を与え、
多くの職場における通常の人事異動では、新社長だの、
この際、どこまで前任者を踏襲するのか、というのが一つ、
業務の流れや判断基準については、
仕事とは直接関係のない、例えばランチをどうするか、
何時に帰るのか、どこでさぼって昼寝するのか、
特に今まで課長だった人が部長になるとか、
というように、前任者の踏襲をおこなっていくと、
これまで例に挙げた人たちは、
指示というのは言葉です。
そのため、前任者と同じことをする、というのは畢竟、
前任の営業部長が、「ぶっ倒れるまで客に頭を下げろ!
契約のとれた部下に、「よくやった!
いいわけなんですが、
人間、人と同じことをするのに抵抗があるんですよ。
同じ服を着ていると恥ずかしいとか思うのと同じように。
さて、レポートを書く、あるいはブログの記事を書く、
TPPに反対と書くなら、
レポートやブログの場合には盗作するわけにはいかないので、
これ結構時間がかかりますし、面倒な作業です。
話がそれますが、
1946年、日本はアメリカを奇襲したが、
すみません、元に戻ると、自分の言葉に直すのは面倒なわけです。
そのため、
語尾だけ変えてみる、とか、言葉を言い換えてみるとかね。
よくやった! → よくできましたね!
ボーナスは期待していてくれよ! → 賞与は期待が持てそうですね!
周囲からの評判は通常は逆です。
前任者とまったく同じことを言うと、楽しやがって、
しかし、きっとそれは間違っているのです。
同じように、
アメリカのトランプ大統領の大統領選後、
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