東村山市中央公園周辺に住んでいると世界はこう見えています。偏見多めでしょうが。
何故断れないのか。
考えられないから、対応できないからだ。
感情的に、そして全面的に、承認する/拒否する。
その2択しかない。
つまり、断ることは相手との関係を全て破壊する行為に見えるのだと思う。
であれば、断れないのも無理はない。
他人との関係ってもっといろいろな幅のある関係があってよい、と思うと楽になるのに、という気がする。
ちょっと協力する、別に相手の気に入ることを提案する、全面的に要請を受け入れても恩を着せる、などなど。
対応を考えるのは、その要請が自分にとってどういうものか、その要請に応えることは自分にとってどんな利益があるのか、を考えることから始めなくてはならない。
そんなことを考えるのはめんどくさいからといって、一定の基準(偉い人から言われたから、取引先から言われたから)で判断していてはよくなることはない。
要請に対して検討できずに断れない人で、他の仕事について自分で考え素晴らしい成果を挙げる人なんてほとんど見たことがない。自分がその例外だと、思わないことは普通のサラリーマンには妥当である。
さて、そのため、外部から言われたことをそのまま、了承していいですよね?と聞かれると、しっかり考えたの?、と聞き返してしまうし、めんどくさければとりあえずメリットがないから断れ、と指示してしまいがちである。
担当者は食い下がる、何故断らなければならないのか?と。
そこで、これだけメリットがない、と説明する。要請を受けて対価も取れないし、先方にとってメリットになるとも思えない、わたしたちとってのデメリットさえある、なぜ要請を受けるのか?
これが私にとって何故か繰り返してしまう失敗である。
その失敗は、じゃあ断りますね、と言って、全面的な拒否を相手に伝えた上でこちら側にメリットがないことを説明している際に痛感される。
なぜ私は説明してしまったのだろう。
断る理由を彼に代わって考えてあげていればよかったのに、と。
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